スマホ反応しないほど手荒れの原因は?

手や指先の皮がむけるなどスマホ反応しないほど
ひどい手荒れの原因はなんなのかというと、


  • 手・指先の乾燥による角質の硬化
  • 皮膚バリア機能の低下


という2つが考えられます。


手・指先の乾燥による角質の硬化

手のひらや指先が手荒れでひどくカサカサしたり、
ぼんやり赤くはれて痛みを伴うようになる最大の原因は肌の乾燥です。

私たちの肌(肌表面に最も近い角質層)
というのは、ごく簡単に言うと、水分の層と油分層が、
交互に重なった状態になっています。

一番外側では皮脂が油分の「膜」を作っていて、
皮脂層の一つ内側の水分蒸発を防いでくれています。

けれども何らかの要因で皮脂が奪われてしまうと、
水分の蒸発を防ぎきれなくなってしまい、
肌の乾燥が肌の内側にもう一歩、進むようになります。

肌の乾燥が1段階進んだとしても、
さらに油分の層があるので、
肌内部の水分を保つことはできます。

けれども、指や手に刺激を与え続け
油分の層から油分が失われれば、
その一つ下の水分の層の水分もどんどん蒸発。

この繰り返しが起きることで
肌の乾燥がドンドン肌の奥へ奥へと進んでいき、
肌の持つあらゆる機能が低下。


手・指先の皮膚の厚みが薄くなれば、
外部の刺激に対する抵抗力もそれだけ弱くなります。

ちょっとしたダメージでも、
手荒れによる炎症を起こしやすくなります。

水分を失って乾燥した肌というのは、弾力もなくなります。

乾燥した部分にどんどん亀裂のようにひび割れが入るようになり、
手荒れのぱっくり割れや出血を伴うようになります。

例えて言うならば、乾いたお餅のように、
硬くひび割れやすくなってしまうわけです。

皮膚バリア機能の低下

手や指先が乾燥することで手荒れが起きるわけですが、
もう一つ見逃せないのが皮膚バリア機能が低下してしまうこと。

角質層や皮脂というのは、
肌内部にまでダメージが及んでしまうのを防ぐ役割を持っています。

紫外線のような強力な光を浴びても平気でいられるのは、
肌のバリア機能によって刺激が吸収されているからです。

体の中にある様々な器官を
身体の外の最前線で守ってくれているのが肌です。

肌が乾燥してしまうということは、
皮膚バリア機能を担っている
角質層の厚みが薄くなっていたり、
皮脂の量が十分ではないことを意味しています。


外部の刺激に対する抵抗力が低下しているため、
肌がダメージを非常に受けやすくなってしまいます。

健康な肌であれば、問題のないレベルの刺激でも、
バリア機能が低下している状態では肌組織がドンドン破壊されたり、
水分もどんどん奪われて肌の手荒れがが悪化しやすくなります。

万が一、手荒れのダメージが角質層を突き抜けて、
肌の一番奥にある真皮層にまで達してしまうと、
痒みを通り越して痛みや出血も伴うようになります。


手荒れの放置は危険!悪化すると…

手荒れが悪化すればするほど、カサカサと乾燥したり、
赤く腫れて痛みを伴うようになるだけではなく、
水泡ができてジュクジュクとかゆみや痛みがひどくなります。

ただ、多少、硬くなってひび割れている程度なら、
放置をしていても治る可能性がありますが、
何かしらの対策をしたほうが賢明です。

肌トラブルというのは、あるラインを越えてしまうと、
急激に症状を悪化させてしまうえに、
症状が広範囲に広がってしまうからです。

手荒れの範囲が最初は指先だけだったはずなのに、
次第に、指全体が乾燥するようになってひび割れが広がったり。

手のひら全体に炎症が広がって、
痛みも伴うようになってハサミや包丁を握れなくなったり。


手荒れの症状が悪化すればするほど、当然、
手荒れの改善するまでの期間もそれだけ長くなってしまうし、
治療費も高くついてしまいます。

手・指先の手荒れの割れは、
今日からすぐにでもキチンとした対策をするのが良いですよ。